備忘録:Windows Helloが設定できない時の解決策
Microsoftのダイアログが不親切
Windows10 or 11の新しいPCセットアップして、指紋認証センサーとか顔認証対応カメラとか付いてるから生体認証設定しようとするじゃないですか。
なんかエラー出て進まない。
再試行を3回やると真っ白のダイアログが出てきてもう閉じるしかない。 あるいは一瞬開きかけたウィンドウが勝手に閉じる。 指紋登録できたと思ったらその後のPIN登録ができなくて指紋は登録済になったのに使えない。
なんだこれーってググります。
使えない記事のオンパレード。 再起動しろ、ドライバ入れ直せ、ドライバ修復しろ、OS再インストールしろ、そんなマニュアル対応の説明ばかり。 Microsoft Communityなんてひどいものでドライバ修復の案内したら未解決のままクローズされてるの。
なんだこれ。
解決策
ネットワークの設定開く→「アダプタのオプションを変更する」もしくは「ネットワークと共有センター」開く→ネット接続に利用しているデバイスのプロパティ開く→「インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)」のチェックを外す。
昔どこかで見た気もするけどすっかり忘れててハマったので、備忘録に。
ChatGPTとの会話
GPT-4
ChatGPTが出始めた時、真っ先に試したが、あまりにも嘘ばかりつくので、これは嘘を正すことができる機能のデモのための実装であって実用ではない…と思った。
「こうすれば良い答えが導き出せる」「こうしたら面白いことになった」みたいな事例も試してみたが、全く同じ文面を入力しているのにも関わらず、自分がやるとなぜかAIが機嫌を損ねて「それはできません」などとつまらないことを言って終わってしまう。 話題になったことで修正されてしまったのか、本当にAIは(サーバー負荷とかの理由で)気まぐれなのか、そもそも話題になったのは捏造された会話だったのかな…と思う。
Bing AIも真っ先に試したが、ネットワークリソースにアクセスできるはずなのに前代の総理大臣の名前も間違えるようなAIで使い物にならなかった。
間違いを指摘しても、ネットにあった情報なのでそこが間違ってる、みたいな言い訳をするのだ。でも表示されたリンク先にはそんな間違った情報は書かれていない。日本語のパースが弱いとかいうレベルではない捏造なのだ。
それがGPT-4相当と聞いて、なんだGPT-4もたいしたことないのか…とそう思った。
やがて多くの人に使われ始めたせいか、嘘をつく頻度が減って、答えられないことは答えられないと言うようになった。
上記の記事を見て試しに課金してみたが、プログラムについての質問は割と使えることがわかってきた。
いや結構使える。
特に、部下に指示を出すように、実装はうろ覚えだけどこんな感じで実装できたはず…というような方向性だけ示した指示を出すと、即座に答えが返ってくる。そうそうコレコレ!、ってパターンで非常に使えることがわかってきた。
別段プロンプトの記述テクニックを駆使する必要もない。テキトーに指示するとやってくれる。
手のひらを返さざるを得ない。
そんなChatGPTとの会話のメモを下記に共有する。
なお共有機能のバグなのか「Model: default」となってしまうが全てGPT-4である。表示される日付は更新日時のようだ。
複数選択可のチェックボックスのチェック内容を1カラムに保存する
2進数で表現したのを10進数の数値で記録しておけば後でビット演算子でチェックできたはずだけどどうやるんだっけか、いや昔作ったコードを見ればわかるんだけど、ChatGPTに訊いてみよう、と思ったら、ビット演算子使わないやり方が返ってきた。
ビット演算子使ってよと頼んだらちゃんとビット演算子使ったものもでてきた。そんな会話。
array_mapと古いPHP
array_map()とか便利なのだけど実装シミュレーションすると疲れるのでつい敬遠してしまう。 ChatGPTに作ってもらった。
ついでにいまだにPHP5とか使われてる環境で適用したいコードだったのでPHP5でも動くのか確認してみたらかなり明確な理由を添えて答えてくれた。これで間違っていたら困るけど頼もしい。
CSS
CSSがわからないので丸投げした。冒頭のHTMLは情報漏洩にならないようにかなり端折って書いたのだが、こんな拙い説明でも見事に期待に答えるCSSを書いてくれた。
端折りすぎて実際には使えなかったので次にもう少し長いスタイルを書いて再質問したのは秘密だ。
ChatGPTの会話部分だけをエクスポートする
ChatGPTの会話を共有したいが画面に余計なものが多いので単純にフルページのスクリーンショットを撮影するだけでは読み辛い。 余分な要素を削除してからスクリーンショットを撮影するといった工夫が必要。
ちなみにChrome拡張のAwesome Screenshotの最新版では拡張の名前にChatGPTと入れてこれに対応してきたのだがなぜか境界で白い線が入ってしまう残念さだった。
自サイトのスクレイピングにも気さくに回答してくれるChatGPT君は頼もしい。
「スクリプトにクリップボードで、クリップボードにコピーした後に」などという校正typoも華麗にスルーしてくれる。
ついつい欲張ってあれもこれもと追加注文していたらアクセスリミットに達してしまった。
GPT-3.5に切り替わってから出力した「続き」は GM_notification()
を使っているのにgrant文を書いていない間違いがあるのだが、3.5君には指摘するのも面倒になってしまった。そもそもダウンロードなら通知は要らない。
そしてChatGPTの会話の履歴を共有する機能は奇しくも同日に発表されていた。
ChatGPTの会話部分だけをエクスポートする(2)
GPT-4のアクセスリミットが解除されたので上の会話の続きを書いてもらおうと思ったら一度GPT-3.5にされたチャットはGPT-4には戻せないようなので新規の会話で始めた。
既にTampermonkeyスクリプトが生成できることはわかっていたのでのっけから指示を出したのだが、難しいと言われたり、肝心の変換部分は自分で実装しろ的なことを言われてしまう。
それでも追加の指示を出していくと、ちゃんと作ってくれた。
ツカエルネ…
2022年11月以降のSave Page WEで保存したWebページのスクリプト動作を復活させる
Save Page WEとは
Webサイトを単一HTMLで保存するChrome拡張である。 画像やCSS/JSなどの外部リソースをDataURI型式でHTMLに内包させ単一のHTMLファイルで管理できるので取り扱いが容易である。
以前はUnMhtなどでMHTML(RFC822)型式で単一ファイル化していたがブラウザがサポートしなくなってしまったりブラウザ拡張がWebExtensionに移行した関係で使えなくなったので移行した。
2022/11/14のUPDATE
CHANGES Version 32.0 • Improves the way that resoucres are fetched. • Removes the 'Allow scripts to execute' option. • Minor bug fix.
以前は「Allow scripts to execute」をチェックかつ保存対象をCustomにしてスクリプトを保存するようにしてればJavaScriptもそのまま動いたのだが、セキュリティを鑑みたのか何なのかオプションが消されてしまった。
おかげで保存すると動かなくなるファイルが生成されて使い勝手が悪い。
印刷用ページを保存すると自動的に印刷ダイアログが起動したりするのでJSが消えるBasicとJSが消えないCustomと使い分けたりしていたのだが、一括で動かなくなってしまい魅力半減である。
サポートページにもなぜ消えたのかという質問が挙がっているが返答はない。
直し方
修正前後の生成ファイルを比較すると単にSCRIPTタグに type="text/plain"
を追加することでスクリプトを動作しないようにしているようだ。
正確には type
を data-savepage-type
に置き替えた上で type="text/plain"
を追加しているようだ。
テキストエディタで <script
等で検索してここを戻してやれば再びスクリプトは動くようになる。
なお画像などが埋め込まれている都合ファイルはテキストベースとはいえかなり巨大なものになっているためそれなりに強いテキストエディタを使う必要があると思われる点は注意されたい。
追記
12月末のアップデートでSAME ORIGINのみスクリプト実行許可が追加された。
内輪公開用3Dモデルアップローダーを作ろうとして頓挫した話
LiDAR搭載のiPhone13Proを手に入れた
昨年末のことであるが、iPhone11ProMax(256GB)のストレージが枯渇していたため、iPhone13ProMax(512GB)を購入した。 新しく3Dスキャナ(LiDAR)というオモチャを手に入れたのだ。
各種3Dスキャンアプリを試し、サブスクリプション課金のあるアプリを避けると残るのはまあ無難にScaniverseである。 身の回りのどうでもいい小物や建物、散らかった部屋などをスキャンして遊んでいる。
細かいところが潰れてしまうので精度はイマイチであるが、通常では難しい角度から写真が撮れるという観点では非常に面白いオモチャである。
3Dスキャンモデルの共有
で、当然作成したモデルを誰かに見せたくなるわけだ。が。これが案外敷居が高い、ような気がしている。
Scaniverseから直接アップロードできるSketchfabがメジャーどころであり機能が充実しており申し分ないのだが、限定公開は有料なのだ。
適当に撮った私的な3Dスキャンでありクォリティも微妙なものであり近所や自分の家や職場のモデルなんて恥ずかしくて全世界OPENな場所に公開したくはない。 URLを知っている人だけ閲覧できるアップローダーに置いて知り合いに見せて完結、そんなレベルのシェア機能でいいのだが、Sketchfabの限定公開機能はモデルを売買する際のプレビューに使うようなビジネス用途を想定した機能なのでやけに高額なのである。
STYLYとやらも同様に限定公開は有料、DOORは無料ではあるが3Dモデルを配置する作業がなかなか面倒である。 PolyというGoogleがやっていたらしいサービスは終了してしまった。 3DCGARTSみたいなクリエイティブなところにスキャンデータを上げるのは違う気がする。
え、先人たちはどこでモデルを公開しているの?、プライベートとか気にせずSketchfabなの???
もちろんモデルデータをそのままGoogleドライブとかDropboxにアップロードして知り合いに配布して各自でモデルビューアで見てもらえばそれで済む話ではある。ブラウザで見れるタイプのビューアーもある。 でもできればURLを渡したらそのままブラウザで手軽にモデルを見てもらいたい。
ないものは自分で作ろう
ちょっと調べると3DモデルをHTMLに埋め込むのに便利なライブラリはmodel-viewerとかa-frameとかThree.jsなどがあって、これらを利用すれば比較的簡単に3DモデルのWeb埋め込みは実現できるみたい。 じゃあアップローダと組み合わせて埋め込んで表示するサイトを自分で作ってみよう、と思い立った。
作ってみた
想定外の利用をされては困るのでメールアドレスが必須だったりなぜか有名どころの無料転送アドレスが使えなかったりするのは実験的な意味もある。
アップローダとしてはさておき。
実際にやってみるとなかなかうまくいかないものである。
問題点
ブラウザが落ちちゃう
ルームレベルでスキャンしたモデルは大きなものになりがち。Scaniverseが自動的に小さくしてくれてはいるが、そのままブラウザで表示させようとするとだいたいメモリ不足でブラウザが落ちる。落ちなくても光があたらなくなってモデルが真っ黒になる。視点を変えようとしても動かなかったりする。快適な閲覧環境を提供できているとはとても言えない。
何かサーバー側でモデルを小さくする方法はないか探ってみたが、圧縮方法を変えることができても大して効果はなかった。
Scaniverseが保存用の精密モデルと共有用の軽量モデルを両方生成できるようにしてくれればいいのだけど今のところそういった機能はないみたい。
Metascanではできたけどサブスクリプション課金が結構高いので微妙である。
サムネを作ることができない
自分で用意しなくても自動的にサムネを作りたいなと思っていたのだが、実現方法がない。assimpとかいうのでできるかと思ったができなかった。
ブラウザ上でモデルを表示してスクリーンショットを撮ることはできたのでblobをアップロードする手順にすればできないことはなさそうな気がしたけど公開手順が煩雑になるので諦めた。
PCとスマホで体験が異なる
同じライブラリを使っているのにスマホで見ると自動的にスマホ用のビューアになってしまってPCブラウザで使えるように用意したプラグインの意味がなくなる。
ジャイロを使うと許諾画面が出てきてユーザーに優しくない。初見殺し。
ジャイロを使わないと上下の視点移動ができない。でも時には視点移動できないほうが動きやすい場合もある。
カメラ操作が微妙
Scaniverseのビューアはよくできている。見たい場所をダブルタップするとぐいーんと入り込める。これをWebビューアでも実現したい。
基本的に3Dモデルのカメラの設定は予めビューポイントを決めておくものが多く、あとはWASDで上下左右に動かせるとか、スマホの加速度センサを使って見渡せるといったものが多い。 JavaScriptで如何様にもカスタマイズできるようなのだが、そんなスキルはない。 きっとUnityが使える環境ならば壁や床を認識させて無理のない動きで視点移動ができるんじゃないかと思うのだけど、JavaScriptでうまいことやってくれるライブラリを見つけることができなかった。
ダブルタップするとちょっと動くようにできたけど思い通りには動かない。
WASDはキーが足りない。マウスと組み合わせるのが前提なのだろうけどせめてX軸Y軸Z軸で6キー用意しておいてほしい。
タップしてると前に進むUIは導入できたけどカメラを動かすだけでも前に進んでしまうので操作感はいまいち。
上に視点移動するにはまず上を向いてからタップすることでなんとか移動できるけどわかりにくい。
画面にコントローラ的な操作ボタンを表示してそれを押すようなUIにしたいけどうまくいかない。実現してる人のソースを真似すればいいのだけどA-Frameの古いバージョンを使っていたりして互換性がない。ライブラリのバージョンを合わせると表示がうまくいかなくなる。
Oculus Questを使っている時はスティック操作で動かしたいけどコントローラのビジュアルが出るだけで操作はできない(自分で作る必要がある)。
Oculus Questで行きたい場所にビームを出してテレポートできるUIもあったけど新しいバージョンのA-Frameでは動作しない。
飽きた
そんなわけでもっと簡単に使える便利なライブラリを誰かが作ってくれたり便利な共有サイトを誰かが作ってくれるのを待つばかりとなった。
後日談
Scaniverseの3/22のアップデートでScaniverseのコミュニティにモデルをアップロードする機能がついた。無料でUnlisted(非公開)が選べる。ブラウザで見た時のカメラの動きは同じではないが、アプリで開ければぐいーんといける。パスワード付けたりはできないけど、これが求めていたものだよ…。
5/14のアップデートでスキャンデータRAW保存して精密モデルと軽量モデル別々に生成できるようになった。
PCIスロットのあるスリムPCを調達したい件
※与太話です。
PCを新調しようとしている件
今使ってるPCはCore第1世代、Lynnfieldの10年選手である。さすがにガタがきていてBSODとかも多い。 SSDは使ってるしマザーボードの電池を交換したらまだいけるのではないか?とも思えるが、そろそろパフォーマンス的にもワンランク上(つまりM.2 NvMEなストレージである)のモノが欲しくなってきた。
で。もうデカいPC(といってもミドルタワーなのでフルタワーほど大きくはないのだが)を選ぶ必要性はない気がしていて、ミニPCかノートPCにして、重いゲームがしたいときだけ外付けGPUボックスでも使えばいいのではなかろうか、なんて思っているのだった。外付けGPUボックスはけっこう高いのでまだまだ皮算用である。
しかしレガシーな機器にも未練がある。PCIのTVチューナーカードである。以前よく話題になったアレだ。 PCI Expressになったモノも持ってはいるのだが、電波障害時のドロップ耐性はPCI版のほうが良い気がしているのだ。 なのでPCIスロット付きのサブPCは1台持っておきたい。
別に今使ってるのをそのまま保存しておけばいいじゃあないかーという説もあるが、やっぱりでかい筐体は手放したいし?
あと電波障害が発生する地域なのが悪いのでCATVやフレッツテレビを契約すれば解決してしまう問題でもある。
まあなんだ、アレコレ言い訳をするまでもなく、物欲なのだ、今使ってるミニタワーPCを廃棄してミニPCとスリムPCの2台体制にしたいのだ。
ちなみに録画専用機にしているスリムPCは既にあるが、特にこだわらずに買ったセール品でPCI Expressしかついてない。
PCIスロットを備えるスリムPCは現存するのか
今どきPCIスロットを求めるのは特殊用途が過ぎる。 工場用のパソコンにはだいたい付いているが、特殊用途すぎて一般に手が出る価格ではない。
PCI ExpressからPCIに変換するライザーカードも販売されているが、ケースを工夫しないと設置が難しい。
できれば普通にPCIスロットを備えているスリムPCが欲しいのだ。
調べてみると、フルタワーPCの場合は案外まだPCIスロットを備えているモデルはある。しかしこれがスリムPCになると激減。PCI Express全盛である。
余談だが「PCI」と「PCI Express」は両方備えているものが理想的なのでとても検索しづらい。PCIスロットのあるPC、どうやってググればいいのだ。
それでもなんとか調べているとエプソンダイレクトのPCが現行機種でもカスタマイズでPCIスロットを装着可能なことがわかった。しかし高い。おおよそ『サブPC』に投資する価格ではない。
きっと出来合いのPCではなく自作すべきなのだろうけど自作する気力はない…タワーならまだいいが小さいPCは内部を弄るのも面倒である。
そこでエプソンダイレクトの古い機種を中古で探すことにした。
Endeavor AT992e、AT993eあたりが非常に買いやすいお値段である。Core第4世代なので一応グレードアップにもなっている。
ひとつ要件を忘れていたが、スリムPCにはロープロファイル対応PCIカードのみが装着可能なモデルが多い。これではダメだ。フルサイズのPCIスロットが入れられることも必須条件である。
AT992e、AT993eはこのあたりも問題ない。これで解決であるか。
4Kディスプレイ対応
一応他のメーカーにも似たモデルがないか中古ショップを漁っていると、富士通のPC、Esprimo D586あたりは同様にフルサイズのPCIスロットが備わっていて、さらにCore第6世代であり、DisplayPortも備わっていることがわかった。
DisplayPortは4K対応である。
そういえば今使っているモニタは15インチではあるが4K解像度であった。
別にフルHDの映像を入力して使えないことはないが、せっかくだから4Kのまま使いたい。
Core第4世代もチップセットとしては4K対応である。PCIスロットにPCI対応のビデオカードを挿せば4K対応にできるかもしれないが、PCI対応のビデオカードを探すのも苦労しそうである。スリムPCなのでチューナーカードと干渉しないかも心配だ。
というわけで購入ターゲットが富士通D586となった。価格は若干高くなるがかなりのグレードアップである。
ところがさらに仕様詳細を調べていると、これらのモデルはカスタマイズでPCI Expressを選択できることがわかった。そうなるとPCIスロットは付いていない。(ちなみに最新モデルもエプソン同様カスタマイズでPCIスロット選択可能である)
中古PCショップの販売ページにはそこまで詳しいスペック情報は掲載されていない。エプソンのモデルも同様だ。これは困った。注文する前にショップに問い合わせて解決するだろうか?ショップの担当者はそこまで詳しくチェックできるだろうか?
再びライザーカード
さらに調べているとどうやら富士通のD586・D587はベースとしてはPCI Expressが1スロットあるだけで、PCIはライザーカードによって追加されているようなのだ。
ついさっきライザーカードはケースが云々書いたばかりだがこれは専用品なので問題ないだろう。(中古品だとケース内マウント用パーツが欠損しているという可能性はあるが)
そして比較的最近のモデルであるためライザーカードは単品入手が可能である。もし購入したモデルが理想と違ってもライザーカードだけ追加購入すれば目的の構成に変更できるのだ。これで一安心。購入候補が決まった。
あとはCPUとかメモリとかストレージとかを選ぶだけである。比較的最近のモデルなので、中古ショップも現行モデルと遜色ないレベルでバリエーションを取りそろえてくれている。 どれにしようかな…。安いのにして自分で増設してもいいし…面倒だから最初からSSDとか入ってるやつもいいし…。
余談
富士通のPCは型番がいっぱいあって何がどう違うのかさっぱりわからないものが多い。幸いカタログや説明書は充実しているのだが、読んでもわけがわからない。 D586/MとD586/Pはどうやら初期OSのWindows10のバージョンが違うだけっぽい。 中古ショップにはD586/MXとかいうモデルがあるのだが富士通のサイトでは見つけられない。D586/MWはあるがたぶんオフィスがついてたとかそんな感じだろう。 D587はデフォルトがPCI Expressなモデルであると思われる。 D586とD587は「多機能モデル」と位置づけられており、上位に「ハイエンドモデル」D956・D957が存在するが、違いはvProに対応しているかどうか、チップセットが上位、といったところで、PCIスロットはデフォルトでは存在しなくなっているので却下。逆に下方の「エントリーモデル」「スモールモデル」もPCI Expressすらないので却下である。
後日談(2021/8/31)
Yahoo!ショッピングのSASストアというショップで富士通「ESPRIMO D587/R」を3万円弱で購入した。
標準ではPCI Express 16x&PCI Express 1xの拡張スロットであったため、PC-MAXというショップでPCI&PCI Express 16xのライザーカード(D3454-A11 GS 1)を購入し交換した。 何の問題もなくPCIのチューナーカードが動作して満足である。
まあ環境構築を横着して旧PCで使っていたHDDをクローニングして無理矢理動かしたためBSODが発生しやすい環境になってしまったが、Windows10の上書きインストール で軽減した。
面白いことにこのモデルはM.2 SSDスロットを搭載している。カタログには掲載されてないのでWEBカスタマイズモデルというやつだろう。SATAだけでなくNVMe(PCIE3.0)も認識する素晴らしいモデルであったので1TBのNVMe SSDも買ってしまった。マニュアルには2つしか載っていないSATAポートも3つある。ただメモリスロットに関して、
注1: 次の場合は、最大8GBまでのメモリ容量でお使いください。 ・「フラッシュメモリディスク128GB」搭載機種 ・「フラッシュメモリディスク128GB+500GB」搭載機種
という謎の但し書きがあるのが気になっている。無視して8GBx4=32GB積んでしまったが問題なく動作しているように見える…が、もしかしたらこれもBSODの発生要因になってしまっているかもしれない。 CPUが第7世代Core i3であるためWindows11の動作対象からは外れてしまったのがやや惜しい。
Amazonに投稿したレビューをバックアップしようの巻
Amazonレビューが消されてた話
ブログを使ってガジェットレビューとかやっていこうかなとか思った時期もあるのだけど、だいたいAmazonレビューに投稿してしまうのでほぼ転載するだけになるし別にいいだろうと思っていたのだけど、最近ふと消えているレビューがあることに気付いた。
Googleのキャッシュにはまだ残っていたので消されたのは最近のようだ。 HDCP云々がまずかったのか他のメーカーを揶揄しているのが悪かったのか原因はわからない。 同じメーカーの新モデルからはHDCPの文字は消えていたりするが、他の同一製品のレビューにある似たようなレビューは消されていない。
あるいは、悪評が多い中の賞賛レビューなのでサクラを疑われたのかもしれない。
自分としては気になる機器があるけど18,800円は手が出ないなーと思っていたら見た目が全く同じのが6,480円で売られていたのでダメ元で買ったら普通に使えたぜヒャッホウと思って★5レビューを投稿したのだが、その後まともに動かない・音ズレするという★1レビューが増えたのでサクラに見えるのは致し方ない。こんなことならダメなところを書いて★4にしておけばよかった。
ちなみにインプレスのAVWatchを読んでいたら小寺信良氏も同じ製品を買っていた。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/1306593.html
記事内にもある通り実にありふれた製品である。
中華製品はかなり品質にバラつきがあるので個体不良は多いだろうし、あるロットやある代理店の販売したものが全て不良品だったり中身の違う偽物なんてこともありうる。★1レビューをしている人はそういった不良品を掴んでしまったのかもしれない。 Monoqlo誌やthe360.lifeで絶賛されていたから買ったのにハズレだった、なんてこともままあるのだ。
競合他社が売れ筋商品を貶めようとして悪意あるレビューを投稿していたなんて事例もあるくらいなので、Amazonのレビューというのは実際はほとんどアテにならないのだ。
消えた自分のレビューももしかしたら競合他社が競合製品の評価を高くしているレビューを狙い打ちして通報している可能性だってあるやもしれない。
自分としては「手元にある製品はまともに動いています。Bandicamで動かしています。二時間くらいキャプチャした限り音ズレは確認出来ません。OBSは使ってないので知らないです。繋ぎっぱなしにしていますがまだ壊れてはいません。」ということしか言えない。これから購入する人が同じ性能の製品を手にできるかすらわからない。
今も残っているレビューで以前から気になっていたもの
そんな低評価のレビューの中で一際気になるレビューがある。
使わずに返品したってw なんでこれでレビューとして成立するんだよ。
よく製品自体には触れずに配送が遅かったからとか梱包が悪いからとか(他の商品の)サポートの態度が悪かったとかで評価を下げようとしているひどいレビューがあるけど、これも相当だ。悪評を投稿するためだけに購入して返品しているじゃないか。
そして気になる一文が。
レビュー☆5にしたら2000円分ギフト券プレゼントと書かれた紙も同梱されておりました
え、そんなの入ってなかったぞ…。
ただまあこれは販売代理店(販売元)が入れるのだろうから、自分が買った時と違う販売元の商品には入っているのかもしれない。
気になるのはこのレビューが普通に長期間掲載されているということだ。
レビューしてくれたら金券あげます的な紙が入っているのはよくあるので自分もレビューに書いたことがあるが、その時はAmazonからこのレビューは掲載できませんと言われてしまった。
コミュニティを混乱させる誤解を招く行為になるんだそうである。 確かに★5レビューの並んでいる商品のレビューにあいつらはみんな金をもらっているサクラだという書き込みがあれば一気に評判は落ちるだろう。実際にはそんな事実がないとしても悪魔の証明だし確かめようがない。(逆に実際に紙きれの写真を提示したところで捏造を疑われる可能性もある)
以前買った毛布のレビューには「毛が抜ける」という低評価が散見されたし、以前使っていたパソコン用ユーティリティ製品には「ユーザー登録すると迷惑メールがいっぱい来る」みたいなレビューが付けられていた。もちろん自分の購入した毛布に抜け毛は見られないし、登録したメールアドレスに迷惑メールが来ることもなかった。こういうのは昔からある嫌がらせの手法であろう。それはわかる。
じゃあなんでさっきのレビューはずっと掲載されているのだ。
Amazonレビューも担当者ガチャ次第ということなのかもしれない。 通報しようにも昔はあった理由を記入する欄がなくなってしまったので数が集まらない限りチェックしない気がしてならない。
Amazonに投稿したレビューをバックアップする
で、本題。
Amazonにレビューを投稿したらそれで満足していたが、消される可能性があるなら念のため手元に控えを取っておいたほうがいいだろう。 さすがにいちいち書いた文章のコピーを保存しているほどマメではなかった。消されているものは仕方ないが今見られるものだけでも保存しておこうと思い立ったわけだ。
自分が投稿したレビューの一覧はどこにあるのか。
投稿したレビューは、公開プロフィールより編集または削除できます。
公開プロフィールを見てみると、書き込み履歴という欄があって、自分の投稿したレビューが並んでいる。 しかし「全文を表示する」をクリックしないと全文がでてこないし、商品名も途中で切られてるし、販売終了した製品に至っては何の商品のレビューかもわからない。DOMからはASINと個別ページへのURLしか取得できない。
ええい、もっと再利用しやすい一覧はないのかっ
Chromeの開発者ツールでネットワークタブのXHR見てみると、スクロールして読み込みが発生する度に
https://www.amazon.co.jp/profilewidget/timeline/owner?...
というエンドポイントへのアクセスがある。 ここで取得しているJSONの中身を見るとレビューが全文書いてある上に商品名もフルで入っている。販売終了した商品名も入っていたり(入っていないのもある)する。
「owner?」で抽出できることを確認して過去の分が全部表示されるようにスクロールしながらこれを右クリックしてHARを保存するとかオブジェクトをコピーしてテキストエディタに貼り付けると目的は果たせそうである。
Previewタブの▼contributionsをcopy valueしてテキストエディタに貼り付けて自分でカンマを入れて次のをくっつけていくのが使いやすいだろうか。あるいはその左上の▼{marketplaceId~}をCopy objectしてcontributionsだけ連結するのがわかりやすいかな。あるいは左ペインの行ごとに右クリックしてCopy→Copy responseしてテキストエディタに貼り付けて改行して1行1レスポンスで貼り付けていくのがいいだろうか。一括で保存できないのがちょっともどかしい(Save all as Har with contentsだとフィルタした結果以外も入る)。
あとはこのJSONを…PHPとかで処理すれば…と思ったけどJSONとして保存したところで目的が果たせたので整形はしなくていいや。
おしまい。
きっと本来はAmazonのdeveloper登録したら適切なAPIが利用できるのだろうけど、普通にブラウズしながら開発者ツールを眺めるだけでも結果は得られるというわけである。
いやーChromeの開発者ツール便利だなー(そこか?)
余談
開発者ツールを眺めているとイロイロ解決する話は数多い。
たとえばInstagramなんか、Facebookに買収されてからAPIの利用申請がとても面倒になってしまって、likeした画像を保存するだけみたいな個人的な趣味ではAPIを利用することができなくなってしまったのだが、ログインしない状態で個別URLを開いて開発者ツールを見るとOGPと共有ボタンのところに必要な情報は全て書いてあったりするのだ。(※Mediaタブで拾えるのは縮小版であってオリジナルではない)
あとTogetterでマンガが公開されてるやつ、普通に見るとページをめくるのが面倒なんだけど、画像クリックすると専用ビューアが開いて全ページ分の画像リストがAjaxで読み込まれるのを拾えたりする。
規約で禁止されてたりするスクレイピング行為をしたりスクレイピングするツールを公開するといろいろ問題がありそうだけど、普通にブラウジングしながら裏で取得してる情報を保存しておくだけなら何も問題はないよね…?
それに内部APIなんて突然仕様が変わって使えなくなるのがオチ…
追記
同じ商品に内容を調整したレビューを再度投稿したところすんなり掲載された。日付は新しいものなのになぜか前のレビューに付いていた「9人のお客様がこれが役に立ったと考えています」という評価がそのまま新しいレビューに付いてきてしまった。はてブでも内容編集して前と中身違うのにスターが付いたままなのなんか申し訳ないなってのあるけど同じ気分になったよ。